ナニコレ?仮面ライダーを見直すと「X編」
Fail.05 歴代のメカニカルライダーは
不遇なイメージがあるって本当?
Question でも仮面ライダーはそのタイプによって色々と分類される事があるが、その中「メカニカルライダーはあまりいいイメージが無い」と言われる事がある?
歴代のメカニカルライダーは不幸なジンクスがつきまとうのか?検証してみましょう?
Answer
仮面ライダー図鑑 Vol.5
ライダーX(神敬介)
1974年2月~1974年10月 全35話
視聴率低迷で路線変更をはかるも今ひとつ受け入れなかった
「ライダー」シリーズも3作目となり一新を図り、超能力ブームやノストラダムスの大予言といったオカルトな事象が話に反映させ、怪人もモチーフも従来の生物からギリシャ神話へと変化させてみたが前作とつながりがない形で始まり、またライダー自身もベースとなる生物不在となったため視聴率が低迷したため。そこでキングダークのような巨大ロボットの登場などがメカニカル的な要素を取り入れ路線変更を試みるが見事に失敗。企画倒れの代表的な作品となり8ヶ月(全35話)で打ち切りとなってしまった。GODに勝ったライダーも視聴率には勝てないらしい??
スーパー1(沖一也)
放送時間を番組途中から変更されてしまった
メカニック性を全面に押し出したキャラクターと中国拳法を取り入れたアクションが好評を博した。第24話より放送時間帯が変更となり、それに伴いジュニアライダー隊や日用品をモチーフにした怪人の登場等低年齢化の視聴者を意識した要素を多数取り入れた。このライダーも局の諸事情?には勝てなかったのか!。
ライダーZX(雨宮良)
テレビシリーズ化ならず1回のみのオンエア
ZXはファンの集い「仮面ライダー復活祭」で石ノ森章太郎が「じゃ、作っちゃおうか 仮面ライダー10号!」」と軽いノリで生まれたライダーであり、ZXという名前も公募によって決定された。活動の場は雑誌のみだったのだが、やはり映像も見たいという要望が多く、雑誌展開終了の4ヶ月後、 正月の特番として1回のみのオンエアされた。
555(ファイズ)(乾巧)
不幸なジンクスを打ち破った最初のライダー?
視聴率低迷で路線変更をはかるも今ひとつ受け入れなかった「X」。放送時間を番組途中から変更されてしまった「スーパー1」。TVシリーズ化がかなわずスペシャル番組の放送にとどまった「ZX」と歴代のメカニカルライダーには全体的に不遇なイメージがあった。
しかし555は変身アイテム・武器が携帯電話やデジタルカメラ・レーザーポインターなど身近な電子機器だったり、ライダーマシンがロボットに変形したりと歴代ライダー以上のメカニカル路線に加え、引き続きのイケメン路線・変身ベルトの争奪戦・今までになかった怪人側からの描写などで人気を博し、みごとに不幸なジンクスを打ち破った最初のメカニカルライダーとなった。