ナニコレ?仮面ライダーを見直すと「キバ編」
Fail.24 ライダーのほとんどが血縁関係?
Answer 家族関係にある複数の人物が仮面ライダーに変身した例は「仮面ライダーキバ」が挙げられます。この作品は、登場するライダーがほとんどが血縁関係で結ばれるという極端な傾向がある。
簡単に説明すると、主人公・紅 渡は「キバ」に、その父親・紅音也は「イクサ」「ダークキバ」に変身しました。また「サガ」「ダークキバ」に変身した登大牙も、その父親は「ダークキバ」に変身したキングでした。しかも大牙の母親・クイーンこと真夜は、音也と駆け落ちして生まれたのが渡のため、大牙とは異父兄弟だったのです。その上、最終回では未来からきた渡の息子・正夫も駆けつけ父親(渡)や叔父(大牙)とともに「キバ」に変身しています。複雑です。さらにもう一組、麻生ゆり・恵親子は「イクサ」にW変身しております。
ライダー図鑑 Vol.24
紅 渡(キバ) 2008年1月~2009年1月 全48話
過去(1986年)と現代(2008年)、親子2代にわたる世界を同時に描く意欲的作品。バブル時代の過去パートは、さながらトレンディドラマのような恋愛模様が描かれ、その中心となるのが人間と怪人(ファンガイヤ)の運命的な恋愛である。さらに現代パートでは主人公とクイーンの後継者の深央と異父兄弟の数奇な三角関係が描かれた。
<デザイン>
魔族であることからジャックランタンがモチーフだが、コウモリのシルエットを顔面の配したのはなんとゲルショッカー戦闘員のイメージ。なお、Oシグナルに当たる額のパーツは、実は1号ライダーのベルトの飾りボタンを使用した。