ナニコレ?仮面ライダーを見直すと「龍騎編」
Fail.18 ライダーの世界にも高齢化が来た?
Answer 仮面ライダーの主人公といえば、本郷猛・一文字隼人などに代表される”二十歳過ぎのちょっと年上のお兄ちゃん”的みたいな感じが受け継げられてきたが、それがこのところ少し変わってきた。それはズバリ「ライダーの高齢化」である。信じ難いかもしれないが、とうとうライダーの世界でも高齢化の波がやってきたのだ。それを証明するために挙げてみました。
まず始めに、龍騎(2002年)のベルデ=巨大企業グループ総帥 高見沢逸郎 28歳(黒田アーサー 41歳)である。黒田アーサーは若く見えるがけっこういってたね!
次は擬似ライダーオルタナティブ・ゼロ=清明院大学教授 香川英行 37歳(神保悟志 40歳)。設定と実年齢にあまり開きがないので今のところ暫定トップ?
さぁ続いていってみよう!次は響鬼(2005年)の響鬼=細川茂樹 34歳でした。30代の実力派俳優起用ということで話題を呼びました。さらに斬鬼=松田賢二 34歳。落ち着いているため老けて見えましたがけっこう若かったんですね。
さてもうこれ以上はいないかと思いきや、電王(2007年)で「劇場版 仮面ライダー電王 俺 参上!」に登場した敵役ガオウ=渡辺裕之 51歳。劇場挨拶で自分を「最高齢ライダー」と言っていたが、まさにその通り。ちなみに余談ですが、渡辺氏は「仮面ライダースーパー1」のスーパー1=沖一也役のオーディションに参加したが選考から漏れてしまったことを明らかにしている。とうとう50代越えのライダー出現です。最近では、ディケイド(2009年)の「龍騎の世界」の14番目のライダーアビス=Atasiジャーナル副編集長 蒲田(入江雅人 46歳)でした。
ライダー図鑑 Vol.18
龍騎(城戸真司)
2002年2月~2003年1月 全50話
「龍騎」は、鏡の世界「ミラーワールド」に入って13人のライダーが人間の自由のために戦うのではなく、おのれの正義(私欲)のために戦いあう設定で、ライダー版バトルロワイヤルなどと呼ばれたりしておりました。
13人にもいると「お前、怪人じゃないの?」と思われるのが何人かいる。さらにライダー怪人にとどまらず石ノ森の別作品からもそっくりさんも何人か登場?「パクリの宝石箱や~!」と叫びたくなるほどだ。
<弱点>
全ライダーに共通して「ミラーワールド内での活動限界時間は9分55秒(ルタナティブ&ゼロは8分25秒)」という弱点が存在した。